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教員の転職先7選|教員経験を活かしやすい業界・職種と向いている人を元教員が解説

教員の転職先7選 ②情報収集期
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こんにちは、【元先生】です。

公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

先生
先生

「教員から転職したい」
「でも自分には何ができるのか分からない」

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、教員にとって万人共通の「おすすめ転職先」はありません

大切なのは、教員経験を活かせる仕事を幅広く知ったうえで、自分が仕事に求める条件や価値観と照らし合わせることです。

私自身、2015年から2025年まで公立高校の教員として10年間働いた後、民間企業へ転職しました。

半年間にわたる転職活動では27社に応募し、5社の面接を受けました。

最初は「教員しか経験していない自分に、民間企業でできる仕事があるのだろうか」と考えていました。

転職活動を通じて強く感じたのは、「転職先を先に決める」のではなく、「自分が何を大切にして働きたいのか」を整理すると、選択肢を絞りやすくなるということです。

元先生
元先生

今回の記事では「教員から転職しやすい業界・職種」を紹介したうえで、「どのように転職先を選ぶべきか」について解説していきます。

教員から転職しやすい業界・職種7選

まずは、教員経験を活かしやすく、転職先として検討しやすい職種・業界を紹介します。

私は、キャリアコーチングのメンターと転職エージェントとともに約半年間、転職活動を行いました。

様々な話を聞き、様々な求人票を眺め、様々な企業に応募した私の経験から以下の表をまとめています。

※【教員経験との親和性】【未経験転職のしやすさ】については、「私の体感値」であることはあらかじめご了承ください。

業界・職種等教員経験との親和性未経験転職のしやすさ特に向いている人
1教育業界・EdTech★★★★★★★★★★教育には関わり続けたい
2人材業界・キャリアアドバイザー★★★★★★★★★☆人の成長・キャリア支援に興味がある
3営業職★★★★☆★★★★☆成果を数字で評価されたい
4企業研修・人材育成★★★★★★★★☆☆「教える」ことを仕事にしたい
5カスタマーサクセス・カスタマーサポート★★★★☆★★★☆☆人の課題解決をサポートしたい
6IT業界(エンジニア等)★★★☆☆★★★☆☆新しい知識を学び続けたい
7事務・業務改善・企画系★★★☆☆★★★☆☆教員の経験を仕組み化・改善に活かしたい

ただし、これらの業界・職種は「誰にでもおすすめできる」という意味ではありません

仕事内容、求められる適性、働き方などを見ながら、自分に合いそうな選択肢を見つけるための候補としてご覧ください。

元先生
元先生

それぞれの業界・職種等について簡単に紹介します。

1. 教育業界・EdTech企業

まず教員からの転職先の候補になりやすいのが、教材会社、学習塾、EdTech企業などです。

授業設計、生徒・保護者とのコミュニケーション、学習状況の把握など、教育現場で培った経験を比較的説明しやすい分野です。

向いている人
  • 教育そのものは好き
  • 子どもの成長に関わりたい
  • 教員という働き方には不満がある
  • 学校の外から教育に関わってみたい
  • 教員経験をできるだけ活かしたい

ただし、同じ教育業界でも働き方や待遇は企業によって大きく異なるため、仕事内容や勤務条件を確認しましょう。

「教員の働き方」に不満があり転職したものの、「転職先の方が労働条件が厳しかった」となっては元も子もありません。

2. 人材業界・キャリアアドバイザー

個人的には、教員との相性がかなり良い選択肢だと思います。

求職者の相談に乗り、求人紹介や選考支援を行う仕事です。

面談、相手の話を聞く力、課題を整理して次の行動につなげる力など、教員経験との共通点があります。

向いている人
  • 人の成長支援にやりがいを感じる
  • 進路指導が好き・得意だった
  • 相手の悩みを整理するのが得意
  • 「教える」より「相談に乗る」ことが好き
  • 数字目標にもある程度向き合える

一方で、営業目標や成果指標が設定される企業もあるため、「教員に比べれば楽」とは限りません

企業によっては営業色が強く、売上・KPIを追う必要があります。

また、平日の夜遅い時間や休日に面談を設定するケースもあるため、求人票や面接で働き方を確認する必要があります。

3. 営業職

営業職は、教員からの転職先として検討しやすい代表的な選択肢の一つです。

業界を問わず存在する職種であるため、求人の選択肢を広げやすいのがメリットです。

向いている人
  • 成果を数字で評価されたい
  • 人と話すことが苦ではない
  • 自分から積極的に行動できる
  • 競争することに抵抗がない
  • 目標達成に向けて試行錯誤できる

授業で相手に分かりやすく説明する力、保護者・同僚・外部関係者との調整力、相手のニーズを把握する力などを、営業活動に結び付けてアピールできます。

ただし、営業と一口に言っても、新規開拓、既存顧客対応、法人営業、個人営業など仕事内容はさまざまです。

営業職という名称だけで判断せず、求人の業務内容を確認してください。

また、「ノルマや数字に追われる仕事は避けたい」という人にはおすすめできません

4. 企業研修・人材育成

研修講師、研修企画、人材育成などの仕事です。

教員の「教える」「伝える」「学習状況を確認する」といった経験を活かしやすい分野です。

「授業をする」という経験を、学校から企業に移すイメージですね。

特に、対象者に合わせて伝える内容を調整した経験や、分かりやすく教材・資料を作成した経験は、職務経歴書で具体的に伝えやすいでしょう。

向いている人
  • 人に何かを教えることが好き
  • プレゼンテーションが得意
  • 人の成長を見ることにやりがいを感じる
  • 教材や研修内容を考えるのが好き
  • ファシリテーションが得意

ただし、営業や人材業界より求人の母数が限られるので、「転職のしやすさ」は少し低い印象です。

5. カスタマーサクセス・カスタマーサポート

顧客の問い合わせ対応や、サービスを継続的に活用できるように支援する仕事です。

相手の状況を聞き、困っている点を整理し、必要な情報を分かりやすく伝える力は、教員経験と相性が良いです。

向いている人
  • 人の困りごとを解決するのが好き
  • 相手の話を聞くのが得意
  • 相手に合わせて説明方法を変えられる
  • 「売る」より「支援する」仕事がしたい
  • チームで協力して仕事をするのが好き

ただし、IT・SaaS企業等ではツール操作や業務知識など、教員時代には使わなかったスキルを求められる場合がほとんどです。

6. IT企業(エンジニア等)

IT業界のエンジニア等、未経験から挑戦できる求人もありますが、「教員なら誰でもITに転職できる」という意味ではありません。

「未経験歓迎」の求人もありますが、実務で使えるレベルの知識・技術を身につける必要があります。

特に「未経験からITエンジニア」は、他の選択肢より準備が必要です。

向いている人
  • 新しいことを学び続けるのが苦ではない
  • 論理的に考えることが好き
  • 自分で調べて問題を解決するのが好き
  • 継続的な勉強が苦にならない
  • 将来的に専門性を身につけたい

未経験でも転職の可能性はある一方、「教員を辞めて、もう勉強したくない」という人には向いていません。

また、完全に未経験の場合は年収が大きく下がることは理解しておくことが必要です。

7. 事務・業務改善・企画系職種等

対象範囲は広めですが、資料作成、データ整理、業務フローの改善、社内調整などを行う仕事です。

私自身、教員から民間企業へ転職して、現在はBPO関連企業で業務改善等に携わっています。

教員時代には「授業」の側面ばかり意識していて、「民間企業で役に立つスキルは持っていない」と考えていました。

転職後に振り返ると、資料作成、関係者との調整、後輩への指導、業務手順の整理など、民間企業でも使える経験が意外と多いことに気づきました。

教員時代に校務の効率化、Excelでの自動化、行事運営、校内調整などを経験している人は、それらを単なる「雑務」ではなく、業務遂行能力として言語化できる可能性があります。

向いている人
  • コツコツ仕事をするのが好き
  • ExcelなどのPC作業が苦ではない
  • 業務の無駄を見つけるのが好き
  • 「もっとこうすれば効率的なのに」と考えることが多い
  • 人前に立つより仕組みを作る方が好き

私自身、転職前から業務改善や仕組み化に関心を持つようになり、業務の効率化や、業務手順の整理などに取り組みました。

教員時代の経験を振り返ると、「教える」以外にも転用できる経験があることに気づきました。

教員の転職先を選ぶときに大切な3つの視点

「転職しやすい業界・職種」を紹介しましたが、転職先を比較するときは、「おすすめランキング」よりも、自分の基準を持つことが大切です。

自分の中の基準、すなわち転職の「軸」が定まっていると転職先もかなり絞りやすくなります。 特に検討すべき視点は以下の3つです。

1. 仕事内容

今調べている業界・職種・企業では毎日どのような業務をするのか。

「人と話す時間が多いのか」「PC作業が中心なのか」「成果を数字で追うのか」等を確認します。

これらの内容は求人票や企業のHP等を見ると確認できる場合が多いです。

2. 働き方

「勤務時間」「残業時間」「休日日数」「在宅勤務の有無」等を確認します。

「民間企業なら教員より楽」とは限らないため、条件を具体的に比較しましょう。

求人票や企業のHPだけだと、どうしても「プラスの情報」しか入ってこないため、個人的には口コミサイトの確認をおすすめします。

ただし、口コミはあくまで個人の体験談なので、すべてを事実として受け取るのではなく、複数の口コミに共通する傾向を見るようにしましょう。

3. 自分が大切にしたい価値観

「年収」「ワークライフバランス」「成長」「仕事内容」「人間関係」「勤務地」等、自分にとって優先順位の高い条件を整理します。

これらは「外の情報」を集めても確認できないため、次に紹介する自己分析を通じて言語化していきます。

「自分には何ができるか分からない」教員こそ自己分析から始めよう

転職先が決まらないとき、いきなり求人を大量に見る必要はありません。

「自分が大切にしたい価値観」を把握するために、まずはこれまでの仕事を振り返りましょう。

振り返るべきポイント
  • どんな仕事なら苦にならなかったか
  • 周囲から何を評価されたか
  • どんな場面でやりがいを感じたか
  • どんな働き方は避けたいか
  • 年収、休日、勤務地など何を優先したいか

私自身も転職活動を通して、自分が「何をしたいか」だけでなく、「何を避けたいか」を整理することが転職先選びに役立ちました

自己分析におすすめの書籍については関連記事で紹介しています。

また、私は30代未経験での転職だったため、キャリアコーチングサービスに登録し、自己分析から転職活動を伴走してもらいました。

おすすめのキャリアコーチングについても、関連記事で紹介しているので参考にしてみてください。

30代教員は「教員経験」を分解してから転職先を探そう

自己分析を通じて転職先の方向性が絞れてきたら、自分の経歴を棚卸しする必要があります。

30代教員の転職活動においては、「教員歴が長い」だけではなく、どんな仕事を任され、どんな成果を出したのかを具体的に説明することが重要です。

例えば、以下のような経験・成果が考えられます。

経験・成果の具体例
  • 学年主任や校務分掌で調整役を担った
  • 新任教員の指導を担当した
  • 分かりやすい教材や資料を作成した
  • 行事を企画・運営した
  • Excelなどを使って業務を効率化した

私自身、民間企業への転職時には、10年間の教員経験をそのまま「教員経験10年」とするのではなく、具体的な業務や成果に分解して整理しました。

転職先が決められないなら、転職エージェントに相談するのも一つの方法

おすすめのキャリアコーチングを紹介しましたが、登録には料金がかかるため、「金銭的に厳しい」と感じてしまう方も多いと思います。

「自分に合う転職先が分からない」という段階でも、転職エージェントに無料で相談することはできます。

求人を紹介してもらうだけでなく、自分の経験がどのような求人で評価されるのかを確認する材料として活用する方法もあります。

ただし、担当者から紹介された求人が必ず自分に合うとは限りません。複数の選択肢を比較し、自分の希望条件と照らし合わせて判断しましょう

まとめ|教員の転職先は「おすすめ」ではなく「自分に合うか」で選ぼう

教員から転職できる仕事には、教育サービス、人材、営業、研修、人材育成、カスタマーサクセス、事務・業務改善、ITなど、さまざまな選択肢があります。

ただし、万人におすすめできる転職先はありません。大切なのは、次の順番で転職先を絞っていくことです。

  1. 自分の価値観・希望条件を整理する
  2. 気になる職種の求人を実際に見る
  3. 教員経験を棚卸しする
  4. キャリアコーチングや転職エージェントを利用する

「自分には何ができるか分からない」という状態でも、経験を一つずつ言語化すると、思っていた以上に選択肢が見えてくることがあります。

元先生
元先生

まずは自己分析から始め、求人を見ながら「自分に合う転職先」を探していきましょう。

 

教員からの転職を考えている方へ
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