こんにちは、【元先生】です。
公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!
教員からの転職を考え始めたものの、

「教員を辞めたら後悔するのだろうか」
「今の働き方にモヤモヤしているけれど、一歩踏み出す勇気が出ない」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、教員を辞めて感じたギャップも確かに存在します。
年収、評価制度、福利厚生、仕事への責任、人間関係
どれも実際に転職して初めて実感した現実です。
ただし同時に、こうも感じています。
「それらのギャップは教員を続けていたら一生気づけなかったものだった」と。
私は公立高校で10年間勤務し、その後民間企業へ転職しました。
本記事では、その経験をもとに、
- 教員から転職して感じたギャップ
- 数字や制度の違いを含めた具体例
- それでも転職してよかったと思う理由
を包み隠さずお伝えします。
この記事を読み終える頃には、教員からの転職について、「何を判断の基準にするべきか」を冷静に考えられるようになるはずです。
転職後に感じたギャップ
私は2024年の夏頃に転職活動を開始しました。
教員から民間企業への転職については、様々な観点から調べたうえで決断しましたが、それでも実際に転職して感じたギャップはありました。
今回は、特に「教員との違いが大きい」と感じたものを5つ紹介します。
① 大幅な収入ダウン
転職して感じた一番大きなギャップは、やはり収入の減少です。
教員として勤務し、10年目のタイミングだったこともあり、年収もそこそこ高い水準にありました。
- 額面年収:約650万円
- 手取り月収:約30万円
- 手取り賞与:約60万円(×年2回)
- 額面年収:約490万円
- 手取り月収:約23〜28万円
- 手取り賞与:約40万円(×年2回)
転職後は額面ベースで約160万円の年収ダウンです。
手取り月収に関しては、残業時間によってばらつきがあるため、忙しい月は教員時代の水準とあまり変わりません。
その一方で、転職して基本給が大きく下がってしまったため、賞与(ボーナス)の下がり幅がかなり大きくなってしまいました。
転職前から分かっていたことではありますが、実際に生活してみると、生活への影響は意外と大きいです。

「安定した収入」という教員の強みを手放したことを、数字を見て改めて実感しました。
② 評価制度の厳しさ
教員時代も評価制度はあったものの、年数を重ねることで毎年ほぼ自動的に昇給していきました。
感覚的には、毎年約1万円ずつ基本給が上がる仕組みです。
- 毎年ほぼ自動的に号給が上がる
- 毎年約1万円ずつ基本給上昇
- 基本給が上がらない・下がることは無かった
- 半期毎に目標を設定し、期末に評価が下される
- 評価に応じて昇給額・賞与額が決まる
- 評価によっては昇給しないこともある
- 1年間の基本給の上昇は約4,000円
転職後は評価制度の厳しさを実感しています。
転職1年目の上期では、良い評価を得られず基本給は1円も上がりませんでした。
成果や評価に基づく昇給である以上、当然とも言えますが、「頑張っている」「忙しい」だけでは、給与には反映されません。

私の場合、1年間勤務後の基本給の上昇は4,000円程度でした。
目に見える成果を出すことが前提になる点は、教員時代との大きな違いであり、ギャップでもありました。
③ 有給休暇・福利厚生の差
転職して改めて気づくことですが、教員(公務員)の福利厚生制度はかなり恵まれていたと実感しました。
- 年休初年度15日、2年目から20日付与
- 1時間単位で年休の取得が可能
- 住宅手当あり
- 退職金制度あり
- 有休初年度10日、2年目11日付与
- 有休は半日単位でしか取得できない
- 住宅手当なし
- 退職金制度なし※
※別途確定拠出年金制度あり
有給休暇の付与日数、使いやすさともに教員時代の方がかなり恵まれていました。(ただし、「実際に使えるかどうか」は別問題ですが…。)
教員時代は「今日は2時間早く帰ろう」といったことが可能でしたが、今の会社では半日単位でしか有休を使えないため、そういったことはできません。
また、教員時代は住宅手当が毎月約3万円出ていたので、①の収入の差にも大きな影響を与えています。
現職では退職金制度がありませんが、教員として10年勤務し、退職時には約200万円の退職金を受け取ることができました。
④ 仕事へのプレッシャーの大きさ
教員時代、業務量の多さや勤務時間の長さに疲弊することはありましたが、今思えばミスに対しての責任はそこまで大きくなかったように感じます。
- ミスをしても影響範囲は大きくない
- 「ミスが許されない」業務は多くない
- ミスをした時の影響範囲が大きい
- 業務上のミスが会社の利益や信用問題に直結する
教員時代は、入学者選抜等の例外はありますが、仮に授業で誤ったことを伝えても、翌日以降に訂正すれば大きな問題にはなりません。
一方、民間企業では、業務上のミスがそのまま会社の利益や信用問題に直結します。
数字の入力ミス、確認不足、対応の遅れといった小さなことでも、顧客との関係やプロジェクト全体に影響を与えることもあります。
そのため、日々の業務に対する緊張感が高まり、仕事へのプレッシャーは確実に大きくなったと感じています。
⑤ 新たに出会う人の数
教員時代は、年度が変わるごとに毎年数百人単位で新しい人と出会います。
- 新しいクラスの生徒
- クラスの生徒の保護者
- 異動してきた同僚
- 新入社員
- 中途採用の社員
転職後は、新入社員や中途採用の人数も限られており、人間関係は教員時代に比べてかなり固定化されました。
今思えば、「毎年数百人規模の生徒と出会うことができる」というのは、教員の特権だったと感じています。
ただし、ギャップは感じている一方で、人間関係の煩雑さが減ったという側面もあり、この点は人によってメリット・デメリットが分かれると感じています。
転職後に後悔しないために大事なこと
私自身、転職したことに対して後悔はしていませんが、転職後に「辞めなければ良かった」と感じる人もいるはずです。
「後悔しないために大事なこと」の詳細については関連記事で紹介していますが、私は転職前の「自己理解」が何よりも大切だと考えています。
教員時代の私は、

「休みが少なく忙しい」
「業務量が多くて大変」
「このままでいいのだろうか」
と違和感を抱えながらも、なぜそう感じるのかを深く考えないまま日々を過ごしていました。
しかし転職してみると、
- 年収
- 福利厚生
- 評価制度
- 仕事への責任
- 人間関係
等、環境の変化そのものよりも、それを自分がどう受け止められるのかが重要だと気づきました。
- 安定と裁量どちらを重視したいか
- 成果で評価される環境がいいのか
- 責任の重さ=「成長の機会」と捉えられるか
こうした問いに、転職前から明確に答えられていれば、転職後のギャップの多くは「想定内の変化」として受け止められるはずです。
転職後の後悔を減らす最大の対策は、「環境選び」よりも自己分析を通じた「自己理解」だったと、今ははっきり感じています。
まとめ:「ギャップを感じている=転職は間違い」ではない
私は10年間続けた教員の仕事を辞めて、確かに多くのギャップを感じました。
- 年収の減少
- 評価の厳しさ
- 福利厚生の手薄さ
- プレッシャーの増加
- 出会いの数の減少
「後悔が全くない」とは言い切れませんが、それらはすべて、転職しなければ見えなかった現実でもあります。
教員を続けていれば、待遇面の安定はあったかもしれません。
一方で、「将来のキャリアを自分で選択する」という感覚は、得られなかったと思います。
教員からの転職に迷っている人も多いと思いますが、私は「ギャップを感じている=転職は間違いだった」とは考えていません。
それらのギャップは選択に伴うコストであり、人生を主体的に生きている証拠だと、今は感じています。
教員を続けるか、辞めるか。
その答えは人それぞれです。
大切なことは、「その選択が正しかったかどうか」ではなく、「その選択を正解にできるかどうか」だと私は思っています。

何から始めればいいか分からない…。
と悩んで一歩を踏み出せないでいる人は、まずは自己分析を通じた自己理解から始めてみてください。
私は、自己分析を通じて自分の「価値観」「得意なこと」「好きなこと」を言語化できたことで、転職への第一歩を踏み出すことができました。
自己分析におすすめの書籍は、関連記事で紹介しています。
教員からの転職を考えている方へ
おすすめの転職サイト・エージェント・サービスについては以下の記事をご覧ください。✅ おすすめの転職サービス・書籍まとめ
✅ おすすめの転職サイト・エージェント7選






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