教員の給料は本当に安定?10年働いた“リアル”を解説

②先生の働き方

こんにちは、【元先生】です。

公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

教員を続けるかどうか迷っているとき、必ずポイントになるのが、

先生
先生

教員(公務員)は給料が安定しているからなあ…。

という点ではないでしょうか。

私自身、先生として10年働く中で、

元先生
元先生

辞めるかどうか迷っているけど、安定を捨てて後悔しないだろうか…。

そんな不安を抱えていました。

結論からお伝えすると、

教員の給料・待遇は“安定している”一方で、労働量とのバランスは必ずしも良くはない”

のが現実です。

ボーナスや福利厚生は手厚いですが、「負担に比べて見合わない」と感じている人がいるのも事実。

この記事では、

  • 教員の給料の決まり方
  • 実際の手取り(3年目の実例)
  • 手当の内訳と“働き方のギャップ”
  • 10年働いて感じた給料の“リアル”

を、元教員の立場から正直に解説します。

あなたが「先生を続けるかどうか」を判断するうえで、“お金の面で後悔しない選択” ができるよう、できるだけリアルにお伝えしていきます。

教員の給与水準はどう決まる?

「先生ってどれくらい給料もらえるの?」

職員室ではお金の話をしづらいため、これは教員志望者だけでなく、実際に現場で働いている先生も感じている疑問だと思います。

給与は自治体ごとに細かく決められており、級(役職)×号給(経験) の組み合わせで決まります。

例として東京都教職員給料表を見てみると、級と号給毎に給料が上がっていくことが分かります。※東京都人事委員会より引用(https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/

ちなみに級と号給は年数と評価で毎年上がっていきます。

1号給=約2,000円前後の昇給→ 年間で約8,000円の基本給アップ

というイメージです。

確かに「安定して上がり続ける」という意味では安心感があります。私自身、10年間働いて給料が上がらなかった年も、下がった年もありませんでした

ですが後述の通り、「職務量に比べて上がり幅が少ない」と感じる教員が多いのも事実です。

20代教員のリアルな手取り・実例

ここからは私自身の給与明細をもとに、具体的な金額のイメージをお伝えします。

採用3年目のときの明細の一部を抜粋すると、以下のような数字でした(概算値)。

項目金額
基本給231,000円
地域手当27,000円
住居手当30,000円
特殊勤務手当50,000円
義務教育教員特別手当3,000円
額面給与(合計)341,000円

ここから控除(社会保険料・所得税・住民税)を差し引くと、

手取り:274,000円前後

「20代半ばで27万円の手取り」は、一般的に見れば悪くない数字です。

ですが、当時は 土日祝日の部活動がほぼ毎週入り、休みはほとんどありませんでした。

当時の部活動の状況はこちらで紹介しています。

給料は、働いた時間に対しては決して高くない

こう感じ始めたのが、この頃です。

手当の“実態”と働き方のギャップ

教員には残業代がありませんが、一部の業務には手当があります。

代表的なものは次の通りです。

代表的な手当て
  • 修学旅行:1日5,000円程度
  • 遠足:1,000円程度
  • 部活動(公式戦):1日5,000円
  • 休日部活動:3時間以上で3,000円
  • 平日部活動:1時間以上で500円

一見すると手当の種類は多いように見えますが、実際は「労力に見合わない」と感じやすい部分です。

特に部活動。

土日の拘束や保護者対応を含めると、実質“ボランティアに近い労働” が多く、モヤモヤの原因にもなりやすいポイントです。

10年働いた結論 – 給料は安定しているが「伸びしろ」はそこそこ

10年間働いて感じたのは、

教員の給料は安定している、“上振れ”はほとんどない。

ということです。

昇給幅は毎年ほぼ固定、級が上がるのも順番待ちのような世界。

つまり、

「年収を大きく上げたい」「短期間で大きな資産を築きたい」

という人は、教員のままだと達成が難しいことが多いです。

逆に、

「収入の安定を優先したい」「働き方は変えなくても大丈夫」

という人には向いている職業でもあります。

“ブラック”といわれる職場環境のイメージが先行しますが、給与面に限って言えば、公務員らしい安定性は非常に大きな魅力です。

まとめ

この記事では、教員の給料のリアルについてお伝えしました。

教員の給料の特徴
  • 基本給は毎年少しずつ上がる
  • ボーナス・福利厚生は手厚い
  • 若手でも手取り25万円前後は可能
  • ただし、労働量と給与のバランスは良くはない

といった特徴がある一方で、

モヤモヤを感じやすい理由
  • 部活動や行事の負担が大きい
  • 手当が労力に見合わない
  • 給料の上振れが少なく、年収の伸びが限定的
  • 将来のキャリアが固定化されている

といったようなモヤモヤしやすい理由も多数あります。

つまり、「安定はあるが、伸びしろはそこまで大きくない」

そして、「必ずしも労働力に見合った給料とは限らない」

これが、10年働いて出した私の結論です。

ただし、「民間企業に転職できればこのモヤモヤは解決するか?」と問われれば必ずしもそうとも言い切れないのが難しいところです。

(民間企業との比較は後日記事にします。)

いずれにしても、もし「今の働き方に違和感がある」「給料が労力に見合わないと感じる」

という場合は、別のキャリアを比較してみることも“後悔しない選択”につながります。

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