こんにちは、【元先生】です。
公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

「教員から転職したいけど、面接が不安…」
「想定問答は用意しているけど、想定外の質問が来たらどうしよう…」
私も転職活動中、同じ不安を抱えていました。
実際に私は27社に応募し、5社で面接を受けています。
その中で感じたのは、どの会社でも聞かれる“共通の質問”がある一方で、教員ならではの立場だからこそ深掘りされる質問が存在するということです。
この記事では、
- どの企業でも聞かれた共通の質問
- 実際に聞かれて答えに窮した質問
- 教員転職の面接対策で大切な考え方
を実体験ベースで詳しく解説します。
この記事を読めば、「質問対策に振り回される面接」から「どんな質問が来ても自分の言葉で答えられる面接」へと変わります。

教員からの転職を考えている方、面接が不安な方の参考になれば幸いです。
教員からの転職面接で必ず聞かれる【共通の質問】
まずは、私が転職活動中に受けた面接の中で、ほぼすべての企業で聞かれた共通の質問を整理します。
質問の言い回しや順番は企業ごとに異なりますが、確認しているポイントは共通しており、
「応募者がどんな人物で、どんな意図を持って転職しようとしているのか」
を見極めるためのものだと感じました。
- 自己紹介・これまでの経歴を教えてください
- 転職に至った理由を教えてください
- 志望理由を教えてください
- 他に選考を受けている業界・職種・会社はありますか
- 希望年収を教えてください
- 勤務開始可能時期を教えてください
- これまでどのような業務を経験してきましたか
- 今後のキャリアプランを教えてください
- 何か確認しておきたいことはありますか(逆質問)
これらの質問は、一次面接・最終面接とフェーズが変わっても形を変えて登場しました。
これらはある程度事前に準備ができる質問です。
そのため、
- 話す内容をしっかりと言語化しておくこと
- 1〜2分程度で簡潔に説明できるよう整理しておくこと
を意識するだけでも、面接本番での安心感は大きく変わります。
想定される質問に対して「完璧な答え」を用意する必要はありませんが、自分の中で整理された言葉を持っておくことが重要だと感じました。
実際に聞かれて【答えに窮した質問】とその意図
次に、私自身が実際の面接で聞かれ、回答に詰まった質問を紹介します。
これらは事前に想定していなかったものが多く、教員から民間企業へ転職する際に特有の視点で見られていると感じた質問でもあります。
質問① 民間企業で達成したいこと・目標はありますか?
教員から転職を目指す場合、「まずは転職すること」が無意識のうちにゴールになってしまいがちです。

私自身も、転職後の姿を十分にイメージできていなかったと感じました。
この質問では、転職後にどのような価値を発揮し、どのように成長していきたいのかという中長期的なキャリア観を問われていたのだと思います。
目先の転職理由だけでなく、その先まで考えているかどうかが重要だと痛感しました。
質問② なぜ予備校や塾ではなく、民間企業なのですか?
前の質問で教員を志望した理由と退職理由を聞かれた私は、
志望理由:予備校での「分かるようになった」経験
退職理由:一斉指導の難しさや限界
と回答し、その直後にこの質問を受けました。
自分では矛盾していないつもりでも、採用側の視点では「選択に一貫性がない」ように感じ、その点を確認したかったのだと思います。
この質問を通して、退職理由と志望理由は単体で考えるのではなく、一つのストーリーとして整理する必要があると強く感じました。
質問③ 生徒からはどのような先生だと思われていますか?

この質問は事前に想定しておらず、即答できませんでした。
採用担当者は、「自分を客観的に捉える力」や「他者からの評価をどう理解しているか」を見ていたのだと思います。
教員という仕事柄、自分自身を振り返る機会は多いものの、言語化する難しさを感じた質問でした。
質問④ マネジメントとは「ヒューマンマネジメント」と「ビジネスマネジメント」どちらのことを指していますか?また、それはなぜですか?
将来のキャリアプランについて話す中で、

いずれはマネジメントに関わりたい
と答えた後、すぐに聞かれた質問です。
現職でも、「プロジェクトのマネジメント」と「部下のマネジメント」では求められるスキルが異なるように感じています。
自分では分かったつもりで使っていた「マネジメント」という言葉が、実は曖昧だったことに気づかされました。
この質問から、面接で話す際には、使う言葉の意味をしっかりと確認しておく必要があると感じました。
質問⑤ 年下の上司の下で働くことに抵抗はありますか?
学校現場では年功序列の文化が色濃く、管理職やリーダーが年下になるケースは基本的にありませんでした。
そのため、学校との文化の違いに適応できるかを見られている質問だったと感じています。

実際に現在働いている企業では、自分より年下のリーダーのもとで仕事をしています。
この質問は、価値観の柔軟性や環境変化への対応力を確認する意図があったのだと思います。
質問⑥ あなたにとって「〇〇」(=会社の理念)を達成できる環境や状態はどのようなものですか?
この質問は、いくら事前準備をしていても簡単には答えられなかったと思います。
企業理念を理解するだけでなく、それが自分自身の価値観とどう重なっているのかを深く考える必要がある質問でした。

自己分析と企業分析をどれだけ丁寧に行っているかが、そのまま表れる質問だと感じました。
教員からの転職面接で重要だと感じた3つのポイント
今回は合計で15個の質問を紹介しました。
すぐに答えられるものもあれば、回答に悩んでしまうものもあると思います。
ここからは、私が複数社で面接を受けてみて、「面接対策で重要だと感じたポイント」を紹介したいと思います。
① 自己分析を深め、退職理由と志望理由に一貫性を持たせる
退職理由は「長時間労働」や「働き方への違和感」など、ネガティブなものから始まることが多いと思います。

実際、私自身もそうでした。
しかし、面接ではそのまま伝えるのではなく、前向きな動機へと変換して伝えることが重要です。
そして、退職理由から志望理由までを一本の軸でつなげることで、話に説得力が生まれます。
私の例を紹介します。
- 初任校の5年間、部活の指導も含め、一生懸命仕事をしてきた
- 充実感や達成感はあったが、「このままでは長く働けない」と思い、個人的に業務改善に取り組む
- 学校内でできる取り組みは行ってきたが、学校ではそれを業務の中心に据えることができずもどかしさを感じていた
- 「授業」以上に「業務改善」「仕事の仕組みを整える」ことに充実感があり、もっと時間をかけたいと思うようになった
- 「業務改善」「仕事の仕組みを整える」ことを仕事にしたい
このように整理すると、【企業選び】【職務経歴書の作成】【面接対策】、どれにおいてもブレずに進めることができます。
② 志望企業について丁寧に調べる
先ほどの「会社の理念」の質問例のように、志望企業についてどれくらい理解しているかを問われることもあります。
企業研究は、仕事内容や募集要項を見るだけでは不十分だと感じました。
会社HPで企業理念やコラム記事などに目を通すことで、企業が大切にしている価値観が見えてきます。
また、会社HPに「活躍している社員の紹介」などがあればぜひ参考にしてみてください。
その会社で活躍している・求められている人材の姿が見えてきます。

会社への理解の深さが、面接中の回答や受け答えに自然と表れると感じました。
③ 自分と企業の価値観の重なるところを見つけ、「貢献できる」ことを言語化する
自己分析をして退職理由と志望理由を整理し、企業について丁寧に調べたら、「自分と志望企業の重なるところ」を見極めましょう。
- 自分は転職後にこういうことがしたい
- 御社には〇〇という強みがあり、自分のやりたいことが御社だからこそ叶えられる
といったように、「他の企業ではなく、御社だからこそ」というポイントを見つけましょう。
一点気をつけたいのが、
✕御社で学ばせてもらう
◯御社で貢献できる
という発想を持つことです。
未経験分野への転職では、どうしても「教えてもらう立場」になりがちです。
しかし、企業側が求めているのは、「最終的に価値を提供できる人材」です。
教員として培ってきた経験の中から、どの部分が企業で活かせるのかを考え、「自分はこういう形で貢献できる」と言語化することが大切だと感じました。

自分の強みを把握して、言語化しておくことが重要です!
まとめ:想定問答の用意よりも、自分の「軸」を持つことが重要
教員からの転職面接では、想定される質問に一つひとつ完璧に答えられるよう準備することよりも、自分の転職理由やキャリアの方向性に一貫した軸を持つことが何より重要だと感じました。
退職理由から志望理由、将来のキャリアまでが一つのストーリーとして整理されていれば、想定外の質問が来ても落ち着いて対応しやすくなります。
逆に、軸が曖昧なままだと、質問が深掘りされるほど答えに詰まってしまいます。
軸が定まったあとは、あとは練習あるのみ。
転職エージェントやキャリアコーチングを活用し、第三者からのフィードバックをもらうことで、自分では気づけない改善点も見えてきます。

私はキャリアコーチングサービスに登録していましたが、そちらのほうが手厚い面接の対策をしてもらうことができました。
この記事が、教員からの転職を目指す方にとって、面接準備を進める際のヒントになれば幸いです。






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