【元教員が解説】担任の仕事が激務と言われる理由と7年間で感じたやりがい

②先生の働き方

こんにちは、【元先生】です。

公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

先生の仕事って大変そう…。

学校の先生、とくに「担任」は激務だと言われます。

しかし、実際にどれほど負担が大きいのか、外からは見えにくい部分も多いものです。

この記事では、公立高校で10年間教員を務め、うち7年間担任としてクラスを受け持った私が、担任業務の大変さ・業務量・生徒対応・保護者対応のリアルを、実体験を交えて解説していきます。

一方で、負担の大きい担任だからこそ味わえる「やりがい」も確かに存在します。

  • 担任の仕事がつらいと感じている先生
  • 担任を避けたいと思っている若手の先生
  • これから教員を目指す学生

そんな方にとって、担任という仕事の「実際の姿」が分かる内容になっています。

担任の仕事とは?

高校では多くの場合、クラスごとに「担任」と「副担任」が配置されます。授業や校務分掌に加えて、担任には次のような業務が追加されます。

担任の仕事
  • 朝・帰りのSHR
  • LHRの運営
  • 個人面談・三者面談
  • 行事の準備・クラス運営
  • 保護者対応(相談・クレームなど)
  • 進路指導
  • 転退学時の事務処理

つまり 授業+校務分掌+担任独自の仕事 を抱える立場。

私は10年間の教員生活で7年間担任を務めましたが、年度途中で急遽担任に入った年もありました。

担任は学校運営の中心である一方、負担も大きくなりがちです。

大変なこと①:業務量が圧倒的に増える

担任になると、単純に「授業+校務」に“上乗せ”される形で仕事が増えます。

副担任と分担できるものもありますが、最終判断は担任・面談は担任・保護者対応も担任というケースが大半です。

特に大変だったのが…

  • 個人面談
  • 三者面談
  • 進路指導
  • 行事やクラス運営の最終決定
  • トラブル対応

三者面談は良い例で、「担任と副担任で半分ずつ」ということは現実的にほとんどありません。

結果として、担任=常に時間が足りない状態になり、担任希望者が減っているのが現場の実情です。

大変なこと②:生徒間の人間関係トラブルが多い

担任が最も頭を悩ませるのが、生徒間の人間関係トラブル です。

トラブルの例
  • 生徒同士のいざこざや喧嘩
  • グループ内での孤立
  • SNSトラブル(現在最も対応が難しい領域)

SNSが発端で、こちらが把握する頃には状況が悪化していた…というケースは珍しくありません。

人間関係を原因に生徒が学校を辞めてしまうケースも実際に存在します。

1クラス35〜40名を真正面から抱える担任だからこそ、

  • 聞き取り
  • 事実確認
  • 保護者対応
  • 生徒のケア

と、膨大な時間を割くことになります。

大変なこと③:保護者とのトラブル対応

担任の精神的負担で大きいのが、保護者とのやり取り です。

こちらの不手際が原因のクレームももちろんありますが、なかには常識的ではない要求をされることもあります。

  • 連絡不備に対する指摘
  • 生徒への指導に関する苦情
  • 「どうしても納得できない」という強い主張
  • 中には恫喝に近いケースも…

最終的に対応するのは担任であり、そのたびに業務が止まり、精神的な消耗も蓄積していきます。

番外編:それでも担任をやって良かったと思える瞬間

負担が大きい一方で、担任ならではのやりがいも確かにあります。

やりがい
  • 生徒の成長を一番近くで感じられる
  • 「ありがとう」を直接言ってもらえる
  • 行事で一緒に喜びを分かち合える
  • 卒業式で生徒の晴れ姿を見届けられる

特に卒業式は、担任の“特権”と言えるほど大きな感動があります。

辛い瞬間が多い分、生徒の成長や旅立ちはより深く心に刻まれるものです。

まとめ

担任の仕事は、授業だけでは収まらない多面的な役割を担っています。

担任の大変さ
  • 授業・校務分掌に加えて大量の追加業務
  • SNSも含む生徒間トラブル対応
  • 時に理不尽な保護者対応
  • 心理的・時間的な負担が大きい

しかし同時に、

やりがい
  • 生徒の成長を間近で見られる
  • 感謝の言葉を直接もらえる
  • 卒業式で最高の瞬間に立ち会える

という、担任にしか味わえないやりがいも存在します。

担任業務の負担が軽減され、「もっと担任をやりたい」と思える先生が増えれば、学校現場はさらに良くなるはずです。

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