こんにちは、【元先生】です。
公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

教員からの転職を考え始めたけど、情報が少な過ぎて最初の一歩が踏み出せない…。
「教員からの転職」は周りに経験者が少なく、そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
私は32歳・民間経験ゼロ・異業種への転職という、かなり不利な条件で転職活動を開始しました。
半年かけた転職活動では、書類通過率18.5%、年収約160万円ダウンという現実も突き付けられました。
それでも、「教員経験しかない自分でも評価してくれる企業はある」と気づけたことは、今後のキャリアに大きな希望を与えてくれました。
この記事では、10年続けた教員を辞め、半年間の転職活動を通じて私が得た5つの学びをお話しし、
- 「教員から民間企業への転職は難しい?」
- 「年収はどれくらい下がる?」
- 「どうやって企業と出会えばいい?」
- 「教員特有のスケジュールの問題ってある?」
- 「教員が評価されるポイントは本当にあるの?」
こうした疑問や悩みに対し、実体験ベースのリアルな答えをお伝えします。

教員からの転職を考え始めたものの、不安で動けない人必見の内容です!
転職活動で得た5つの学び
さっそくですが、私が半年間の転職活動で得た学びを5つ紹介していきます。
①書類の通過率は低い傾向にある
今回の転職活動を通して強く感じたのは、「教員から民間企業への転職は難しい」という現実です。
私自身は、
- 32歳
- 民間経験ゼロ
- 未経験業界・職種へのチャレンジ
という条件だったため、難易度はさらに上がりました。
一般的に、転職の書類通過率は30〜50%※と言われています。
(※マイナビ転職『転職活動の平均応募社数は?書類選考・面接通過率、内定率はどれくらい?』より引用)
しかし私の場合は、
書類通過:5社/27社(18.5%)
と正直、相当苦戦しました。
より具体的な数字が知りたい方は関連記事にも目を通してみてください。
もちろん、

「教育業界に行けば書類は通りやすかったかも…。」
「20代のうちに動いていれば違ったかも…。」
などの「たられば」はあります。
私が「教員からの転職が難しい」と感じた理由は別の記事でも紹介していますが、いずれにせよ、「教員→民間」には一定のハードルがあるという事実は変わらないと痛感しました。
②年収は基本的に下がることを覚悟した方がいい
これは多くの先生が転職を躊躇するポイントだと思います。
教員は自治体毎に定められる「等級」「号給」によって基本給が決まり、年数を重ねるほど給与は上がっていきます。
私も部活動手当がほとんど無かった5年間、残業代は支給されなかったものの、支給額は毎月ほぼ同じ額で安定して生活できていました。
私の退職前の年収(2024年)は約650万円。
一方、今回転職した企業の見込みの年収は、約490万円(-160万円)。
住宅手当が無いことも大きく影響しています。

私の場合、特にボーナスの下がり幅が大きかったです…。
詳細な比較は関連記事で紹介しているので、気になる方は目を通してみてください。
幸い、10年間勤務したため退職金約200万円を受け取れましたが、転職1年目の年収は教員5年目と同程度の水準に戻ってしまいました。
正直、今後「教員と同程度の年収水準に戻せるかどうか」は分かりません。
それでも、キャリアを前に進めたいと思い、転職の決断をしました。
③転職は「複数チャネル」から動くべき
今回の転職活動で書類が通過した5社のうち、最終的に2社から内定をいただくことができましたが、内定につながった大きな要因の一つが「応募ルートを増やしたこと」だと考えています。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- カジュアル面談
- 転職フェア
転職活動を行う際、多くの人は転職サイトと転職エージェントを併用して企業を探すと思いますが、私が入社を決めた企業は転職フェア経由で知った企業でした。
当時登録していた転職エージェントの担当の方によれば、
フェアに出展している企業は予算を使っている分、採用の温度感が高いことが多い
とのことでした。
これは本当にその通りだと実感しており、転職フェアで企業から話を聞き、その場で面接のアポイントを取ることができました。
- 自分の中の選択肢が増える
- 面接前に企業を知る機会が得られる
- 知らなかった企業に出会えるチャンスが増える
転職活動はネットで求人票を眺めるだけではなく、実際に足を使って動くことが成果に直結すると実感しました。
④教員の転職スケジュールは本当に難しい
教員からの転職を考えた時に、大きな悩みの一つに以下のようなスケジュールの問題があります。
- 業務が「4月始まり3月終わり」の前提になっている
- 9月末に意向調書の提出がある(提出期限は自治体による)
- 12月頃から人事が動き始める
民間企業間での転職の場合は「内定獲得 → 退職交渉→有休消化→退職&転職」という流れで転職活動を進めることができますが、教員からの転職活動ではこの流れはあてはまりません。
基本的に3月まで授業があるため、年度途中の退職は現実的でなく、年度途中では代わりの先生も見つかりにくい状況です。
私の自治体でも、年度途中で休職者や退職者が出てしまった場合、
- 教科の先生が代わりに授業に入る
- 教科外の先生が自習対応をする
- 管理職(教頭)が授業をする
といったケースも珍しくありませんでした。
内定獲得前の年内に退職願を出すのはリスクが大きく、かといって内定が出るのを待っていると人事が動き出してしまう。

私は幸いにも10月初旬に内定が出たため、スムーズな意思決定ができました。
大変な仕事の割に、教員の離職率が低いのは、「安定を手放すことが嫌だから」ということ以上に、辞めにくい構造があるからだと私は考えています。
私がおすすめする、教員からの転職スケジュールは関連記事で紹介しています。
⑤「教員を評価してくれる企業」は確かに存在する
「教員の経歴でも民間企業から評価される」と知れたことが、私にとっての転職活動での一番の学びと言っても過言ではありません。
世間では「教員は社会経験がない」と言われることも多く、自分自身もそう思っていました。
しかし実際に企業の採用担当者と面接してみると、教員経験しかない私でも評価されるポイントは多くありました。
内定をいただいた2社から、「面接で評価されたポイント」について、オファー面談の際に以下のような説明をいただきました。
- 業務改善に主体的に取り組んでいる点
- 様々なステークホルダー(関係者)と積極的に調整し、課題に向き合っている点
- 多忙な中でも学び続ける姿勢がある点
教員として働くなかで自然と身についたこれらの能力は、社会人としても十分評価されるということを実感しました。
「教員しか経験がなくても民間企業に採用される余地は十分ある」
これは本当に、多くの先生に伝えたいことです。

何歳になっても「良いを評価もらえる」のは嬉しいですね!
まとめ:教員からの転職は簡単ではないが、適切な準備で対応可能
教員から民間企業への転職においては、
- 書類選考の通りづらさ
- 高確率での年収ダウン
- 転職スケジュールの難しさ
こうした“現実的なハードル”が確かに存在します。
しかし一方で、
- 教員ならではの強みが評価される
- 複数チャネルから動けばチャンスは増える
- キャリアの選択肢は確実に広がる
という“希望”も存在します。
将来のキャリアについての明確な答えはありませんが、「何を大事にしたいか」という自分の価値観を重視して選択することが重要だと私は考えています。
私自身、10年続けた教員を辞める決断が正しかったのかは今でも分かりませんが、「この決断をして良かった」と思える人生にしたいと強く思っています。
教員からの転職は確かに簡単ではありませんでしたが、時間をかけて適切な準備を行えば、教員以外の経験が無かったとしても転職することは十分可能です。
「何から始めればいいか分からない」という人は、まずは企業について情報収集してみてください。
おすすめの転職サイトについては関連記事で紹介しています。

自分の決めた選択を「正解」にできるように行動していきましょう!








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