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【高校教員の残業時間はどれくらい?】教員10年目と民間企業1年目の残業時間の比較

教員の残業時間 ①モヤモヤ期
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こんにちは、【元先生】です。

公立高校の先生として10年働き、2025年春に民間企業に転職しました!

先生
先生

「残業が多過ぎてつらい…。」

「しかも残業手当は出ないのに…。」

教員としての働き方、特に残業時間の多さにモヤモヤしていませんか?

私も部活動の主顧問をしていた初任校での5年間は、残業時間の多さとプライベートの時間のあまりの少なさにモヤモヤしていました

当時のデータは残っていませんが、平日の残業2.5時間、休日の部活4~8時間と換算すると、一月の時間外在校時間(=残業時間)は80~100時間程度になっていたと思います。

元先生
元先生

私も残業時間の多さと将来への不安から転職を決断しました。

2025年4月に民間企業へ転職して1年が経ったため、今回は【教員10年目の残業時間】と【民間企業1年目の残業時間】をリアルな数字を公開しながら比較したいと思います。

さらに、36協定の内容全国の教員の平均残業時間も併せて紹介します。

自分の今の働き方は「全国平均と比べてどうなのか」「民間企業と比べてどうなのか」ということを確認してみてください。

そして、あなたが自分の働き方を客観的に判断できる材料を届けたいと考えています。

読み終える頃には、

  • 今の働き方は教員の全国平均や民間企業と比べてどれくらい忙しいのか
  • 自分はこれから何を基準にキャリアを考えるべきか
  • 今後どのような対策を取るべきか

がはっきりと見えてくるはずです。

36協定はどのような基準を定めているのか?

私の残業時間を公開する前にまず、国の基準となっている「36協定」について確認しておきます。

36協定とは、労働基準法第36条に基づき、法定労働時間を超えて働かせる際に企業と労働者が結ぶ協定です。
(引用:厚生労働省「36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針」PDF)

厚生労働省の資料によると、上限は以下のとおりです。

36協定による上限
  • 時間外労働の上限:月45時間・年360時間
  • 特別な事情がある場合の例外
     → 年720時間以内
     → 複数月平均80時間以内
     → 月100時間未満
     → 月45時間を超えられるのは年間6か月まで

原則として、時間外労働の上限は月45時間と定められていますが、この上限値を超える教員はかなり多いように感じています。

また、「特別な事情」は本来レアケースですが、実際には教育現場では常態化しているのが現実です。

私が働いていた環境(教員10年目)

まず、退職した年(2024年度)の私の当時の状況を紹介します。

当時の状況
  • 高校3年生の担任
  • 学年・グループのサブリーダー
  • 文化部の主顧問

教員最後の年は、3年生の担任をしていたため、卒業生とともに私も職場を離れることになりました。

担任を務めつつ、学年・グループのサブリーダーも兼務していたため、役割としてはそれなりに多かったものの、部活動の負担はかなり少ない環境でした。

また、退職することは既に決まっていましたが、グループのサブリーダーとして「最後まで仕事をやり切りたい」という思いもあり、卒業式終了後も3月末まで勤務し、次年度の準備を行いました。

2024年度の残業時間(教員10年目)

私は当時「残業時間を減らしたい!」という思いから、月ごとの残業時間を記録していました。

2024年度の残業時間については次の通りです。

2024年度の残業時間の記録
2024年度残業時間まとめ
  • 年間残業時間:400.2時間
  • 月平均残業時間:33.4時間
  • 45時間を超えた月:3ヶ月

36協定の上限の基準である「月45時間」「年360時間」はどちらも超えてしまっています。

しかし「特別な事情がある場合」の上限は超えていないので、制度上は“セーフ”という扱いになります。

ただし、実際には「特別な事情」に該当するような特別なイベントはありません。

つまり、教員の働き方は制度の例外に依存しないと成立しないのが現実であるということです。

年度初め、年度末はどうしても次年度に向けた準備で忙しくなることが多く、3~5月頃は例年残業時間がかなり増えてしまっていました。

逆に、部活が忙しくなかった分、夏休みはほとんど残業が無く、ほとんど毎日定時に退勤していました。

私自身は残業時間を「月30時間以内に抑えたい」という目標を掲げていましたが、そこには届かず

元先生
元先生

これでも当時勤めていた学校の中では「かなり残業が少ない方」でした。

2025年度の残業時間(民間企業1年目)

続いて民間企業に転職して1年目、2025年度の残業時間の記録です。

今勤めている会社では、勤怠管理システムで月毎の残業時間を出力できるため、出力したデータを集計しました。

2025年度の残業時間の記録
2025年度残業時間まとめ
  • 年間残業時間:184.2時間
  • 月平均残業時間:15.4時間
  • 45時間を超えた月:0ヶ月

今年度は転職1年目ということもあり、業務内容に関する教育を受けながらの業務が中心で、重要な役割やポジションにはついていません。

そのため、2年目以降はまた事情が変わってくると思いますが、それでも教員時代には経験したことが無いような残業時間の少なさです。

もちろん配属先によっても事情は異なりますが、私の場合はこの1年間、残業時間が45時間を超えた月は一度もありませんでした。

仮に残業時間が45時間を超えそうな場合は、事前に上長への報告と業務量の調整が必要になります。

元先生
元先生

労務管理が厳しく徹底されている点は、教員時代と大きく異なる点だと感じました。

全国の教員の残業時間の平均は?

私の教員としての最終年度の残業時間は約400時間でした。

先生
先生

残業時間年間400時間って多いの?少ないの?

という疑問が浮かぶと思うので、全国平均も紹介します。

少し前のデータにはなってしまいますが、全日本教職員組合が公表した「教職員勤務実態調査 2022」によると、月平均残業時間は以下のとおりです。

教職員勤務実態調査2022
『全教「教職員勤務実態調査 2022」最終集計』より引用
校種毎の残業時間(1カ月あたり)
  • 小学校:93時間48分
  • 中学校:113時間44分
  • 高校:95時間32分

この数字には「校内での時間外勤務」と「持ち帰り仕事の時間」両方が含まれています。

これらの数字を見るだけで、全国の先生方がどれほど厳しい環境で働いているかが分かります。

私の月平均33時間は全国的に見ればかなり“少ない方”ですが、それでも民間企業に勤めている2025年度の数字と比較するとかなり多く感じてしまいます。

全国平均の数値を見ると、当時の私以上に過酷な環境で働いている先生が多くいることがわかります。

元先生
元先生

先生方には本当に頭が上がりません…。

教員としてできる対策

元先生
元先生

先生が心身ともに健康でなければ子どもは育たない。

私はずっとそう考えてきました。

だからこそ、私は自分なりに残業時間を減らす工夫を続けてきました。

しかし、全国のデータを見ると、教員の働き方はまだまだ改善されていないのが現状です。

ここからは、個人が「教員としてできる対策」を私なりにまとめてみます。

対策①:「定時で退勤する」と決める

残業時間を減らしていくために、まずはマインド面から変えていく必要があります。

残業時間が月45時間を超えている場合は、既に「残業が前提」の働き方になってしまっていると思います。

教員という仕事の業務量の多さを考えると、やむを得ない部分もありますが、工夫をすれば残業時間を減らすことは十分可能です。

いきなり毎日は無理だと思うので、まずは「定時で退勤する」日や曜日を決めましょう

個人的には会議が無い曜日を設定するのがおすすめです。

定時で退勤するためには、その日の業務を逆算して設計しなければなりません。

私が実践していた定時退勤のためのコツは関連記事で紹介しているので、よければそちらも参考にしてみてください。

対策②:担任業務や部活指導を他の先生にも依頼する

先生
先生

定時で退勤したくても、放課後部活がある…。

真面目な先生ほど、担任や部活の主顧問の打診を断れず、その責任感から大量に仕事を抱えてしまいがちです。

まずはその仕事の一部を手放してみてください

「自分でやらなきゃ」と思っていた業務でも、「他の先生にお願いしても問題なく回った」ということは私自身多く経験してきました。

担任を持っていた時、自分がコロナで1週間学校を休んだことがありますが、副担任や学年の先生がフォローしてくれ、問題なく業務に復帰することができました

「あなたでなければできない仕事」は学校ではほとんどないはずです。

依頼しやすい内容の業務の一部を、副担任の先生、学年の先生、他の顧問の先生にお願いしてみてください。

元先生
元先生

担任業務と部活動指導の忙しさへの対策に関しては、関連記事も参考にしてみてください。

対策③:転職・キャリアチェンジを検討する

様々な対策を講じ、それでも「残業時間が減らなくてつらい」という場合は、転職やキャリアチェンジを検討するタイミングなのかもしれません。

先生
先生

「せっかく努力して憧れだった教員になれたのに…。」

「公務員で待遇や福利厚生も安定してるのに…。」

という思いもあるかもしれませんが、あなたの心と身体の健康以上に大切なものはありません

仮に今の状態のまま働き続けて、心や身体の調子を崩して休職することになっても、学校や教育委員会が助けてくれるわけではありません

自分の健康は自分で守るしかないです。

とはいえ、教員からの転職やキャリアチェンジについては、教員歴が長ければ長くなるほどその一歩が踏み出しづらいのも事実です。

また、今の状態で転職活動を始め、すぐに転職エージェントに登録することもあまりおすすめできません。

まずは、今の「モヤモヤ」を言語化することを強くおすすめします

元先生
元先生

私は「教員の働き方や将来についてモヤモヤしている」時に、キャリアコーチングを受けました。

キャリアコーチングは転職を前提としたサービスではないため、自己分析から伴走してもらうことができ、今の「モヤモヤ」の整理も手伝ってくれます。

私は最終的に転職することを選びましたが、「モヤモヤ」を言語化し、「教員を続けたい」と思えれば、持続可能な働き方を模索しながら教員を続ける選択をすればよいと思います。

キャリアの選択に正解はありませんが、今の「モヤモヤ」を抱えたまま働き続けることは、精神衛生上よくないことは間違いないです。

おすすめのキャリアコーチングについては関連記事で紹介しているので、気になる方は目を通してみてください。

まとめ:残業時間を減らす努力をし、持続可能な働き方を

この記事では、私の2024年度の教員10年目の残業時間と2025年度の民間企業1年目の残業時間を比較しながら、36協定と全国の教員の平均残業時間のデータも見てきました。

記事内容のまとめ
  • 教員の残業は、全国的に見ても非常に多い
  • 36協定の基準は現場でほとんど守られていない
  • 私のように環境が比較的恵まれていても年間400時間に到達する
  • 民間企業に比べると教員の残業時間は圧倒的に多い
  • 教員の働き方改革はまだ途上であり、改善の余地が大きい

今の働き方にモヤモヤしている人は、

先生
先生

「自分は無理をしすぎていないか?」
「この働き方を定年まで続けられるか?」

と、一度立ち止まって考えてほしいと思います。

もしあなたが働き方に違和感を覚えているなら、それは「変わりたい」というサインです。

その感覚を大切にして、今回紹介した3つの対処法を実践してみてください。

3つの対処法
  1. 「定時で退勤する」と決める
  2. 担任業務や部活指導を他の先生に依頼する
  3. 転職・キャリアチェンジを検討する

対策①と対策②を実践し、それでもなお残業時間が減らなくてつらい場合は対策③を実践してほしいですが、すぐに転職サイトや転職エージェントに登録する必要はありません

まずは今抱えている「モヤモヤ」と思考の整理から始めてみてください。

キャリアコーチングに関しては有料のため、すべての人におすすめできるものではありません

しかし、多くのサービスで初回無料面談を実施しているので、少しでも気になる方は初回の無料面談だけでも実施してみる価値はあるかもしれません。

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